
周南市のハザードマップの見方|災害リスクから住まいを選ぶ
周南市のハザードマップの見方
災害リスクを知って、住まいを選ぶ
執筆:東徳不動産商事 編集部
この記事は国土交通省・周南市「しゅうなんデジタルまっぷ」ハザード情報(ご利用条件)などの公表資料にもとづいています(2026年11月確認)。
近年、大雨や台風による災害が全国で相次ぎ、住まいを選ぶときに「この場所は災害に強いのか」を気にする方が増えています。周南市は、海に面した臨海部、川沿いの平地、山あいの地域と、さまざまな地形を持つまちです。場所によって、注意したい災害の種類も変わります。この記事では、周南市で不動産を手がける私たち有限会社東徳不動産商事(以下、東徳不動産商事)が、ハザードマップの調べ方と読み方、住まい選びや売却を考えるときのポイントを解説します。
![]() | この記事で分かること ✓ 周南市のハザードマップを調べる方法 ✓ 確認したい4つのリスク(洪水・高潮と津波・土砂災害・内水氾濫)と地図の読み方 ✓ 地図の想定を、家を買う・借りるときにどう生かすか ✓ ハザードマップが家の売却に与える影響 |
結論:物件を決める前に、必ず自分の目で地図を確認する
ハザードマップは、洪水や高潮、土砂災害などが起きたときに、どの場所にどの程度の被害が想定されるかを示した地図です。家を買う、借りるときは、契約の前に必ず、その物件の場所をハザードマップで確認しましょう。災害のリスクは、建物の新しさや間取りとは違い、あとから変えることができないからです。
なお、2020年8月から、不動産の売買や賃貸の契約の前に行う重要事項説明で、水害ハザードマップ上の物件の位置を説明することが義務づけられました。ただ、説明を受けるのは契約の直前です。物件を探す段階で、自分から確認しておくことが大切です。
周南市のハザードマップの調べ方
周南市のハザードマップは、市のホームページで案内されている「ウェブ版ハザードマップ」で確認できます。地図を拡大して、物件の場所の想定を見ることができます。市が配布している紙のハザードマップや、市のホームページに掲載されている資料でも確認できます。
このほか、国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」では、洪水や土砂災害、高潮、津波などのリスク情報を、一つの地図に重ねて表示できます。周南市に限らず、全国の場所を同じ方法で調べられるため、県外から周南市の物件を検討している方にも便利です。

図1 県外から周南市の物件を検討するときは、国のポータルサイトも便利です
![]() トウト君 | トウト君のひとこと|ここが大事 気になる物件が見つかったら、住所を控えておき、内見に行く前に地図で場所を確かめておきましょう。 |
確認したい4つのリスク
洪水
大雨で川があふれた場合に、浸水が想定される区域と、その深さを示します。浸水の深さが0.5メートルを超えると床上まで、3メートルを超えると2階の床まで水が届く目安です。川沿いの平地では、物件の場所の想定の深さと、家の階数をあわせて確認しましょう。
高潮・津波
台風などで海面が上昇した場合や、津波が起きた場合に、浸水が想定される区域です。周南市は瀬戸内海に面しており、臨海部や河口に近い低い土地では確認が欠かせません。
土砂災害
がけ崩れや土石流などのおそれがある区域で、「土砂災害警戒区域」と、より危険度の高い「土砂災害特別警戒区域」があります。山あいや丘陵地の住宅地、斜面に近い土地では特に確認が必要です。特別警戒区域では、建物の構造に一定の基準が求められ、住宅を建てる際に費用がかさむことがあります。
内水氾濫
川があふれていなくても、大雨で下水や水路の排水が追いつかず、低い土地に水がたまることがあります。周辺より低い土地や、道路から下がった位置にある土地は、地図とあわせて現地の地形も見ておくと安心です。

図2 物件の場所の地形に合わせて、重点的に見る地図を選びましょう
周南市の地形と、確認したい場所の傾向
周南市は、徳山や新南陽などの臨海部に市街地が広がり、その背後に丘陵地や山あいの地域が続く地形です。一般に、海や河口に近い低い土地では高潮や浸水の想定を、川沿いの平地では洪水の想定を、丘陵を切り開いた住宅地や山すその集落では土砂災害の区域を、重点的に確認するとよいでしょう。
同じ町名の中でも、道一本、高さ数メートルの違いで想定が変わることがあります。地図だけで判断がつかないときは、実際に現地を歩き、周辺より低い場所にないか、近くにがけや水路がないかを見ておくと安心です。

イメージ:地図を広げて、物件の場所の想定を確かめる様子(実際の地図ではありません)
地図を読むときのポイント
① 物件の場所だけでなく、通勤・通学の道や、最寄りの避難所までの道も確認する
② 浸水の想定の深さと、建物の階数、寝室の位置をあわせて考える
③ 土砂災害の区域は、敷地の一部でもかかっていないかを確認する
④ 複数の災害の地図を重ねて見る
ハザードマップは、一定の規模の災害を想定して作られたもので、色がついていない場所でも、安全とは限りません。逆に、色がついているからといって、必ず被害を受けるわけでもありません。地図は「どんな備えが必要か」を考えるための材料として使いましょう。
| 東徳へのご相談 転勤などで初めて周南市に住む方は、物件の場所がどんな地形にあるのかを判断しにくいものです。気になる物件が見つかったら、契約を決める前に、その場所をハザードマップで確かめておくと安心です。住まい選びで気になることがあれば、お気軽にご相談ください。 ▶ お問い合わせフォームはこちら |
住まい選びにどう生かすか
家を買う場合は、災害のリスクを踏まえて、建物の構造や、居室を2階以上に設けられるか、土地をかさ上げできるかなどを検討します。火災保険の水災(川の氾濫や大雨による浸水、土砂災害などで受ける損害)の補償をつけるかどうかも、ハザードマップの想定をもとに判断できます。火災保険の水災の保険料は、損害保険料率算出機構が示す参考純率では、市区町村ごとの水災のリスクに応じて5つの区分に分かれており(実際の区分は保険会社によって異なることがあります)、住まいの場所は保険料にも関わります。
賃貸の場合は、同じ建物でも上の階を選ぶ、浸水の想定がある地域では1階を避けるといった選び方ができます。小さな子どもや高齢の家族がいる場合は、避難のしやすさもあわせて考えましょう。

図3 買う場合も借りる場合も、地図の想定から必要な備えを考えます
売却への影響
家を売る側にとっても、ハザードマップは関係があります。買い手は、物件の場所のリスクを重要事項説明で知ることになるため、浸水や土砂災害の想定がある場所では、価格や売れるまでの期間に影響することがあります。ただし、立地の便利さや、建物の状態、過去に被害がなかったことなど、ほかの要素も含めて評価されます。リスクを隠さず正しく伝え、そのうえで物件の良さを伝えることが、トラブルのない売却につながります。
![]() トウト君 | トウト君のひとこと|ここが大事 売る側も、まずは自分の家が地図でどう示されているかを見ておくと、買い手からの質問に落ち着いて答えられます。 |
よくある質問
過去にその場所で浸水したことがあるかは分かりますか?
ハザードマップは将来の想定を示すもので、過去の被害の記録とは別です。過去の浸水については、近所の方への聞き取りや、市の資料などが参考になります。地元の不動産会社に聞いてみるのも一つの方法です。
ハザードマップは変わることがありますか?
想定の見直しや、堤防などの整備によって更新されることがあります。物件を検討するときは、最新のものを確認しましょう。
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![]() | ご相談は東徳へ 周南市の住まい選びは、地元70年の東徳不動産商事へ 物件を選ぶときは、ハザードマップ上の位置や周辺の地形も含めて、良い点と気をつけたい点の両方を確かめることが大切です。提携先の一級建築士と連携し、建物の構造面の確認にも対応します。周南市の各エリアを長く見てきた地元業者として、安心して暮らせる住まい選びをお手伝いします。住まい選びで気になることがあれば、お気軽にご相談ください。 トウト君のひとこと|気になる物件の住所が分かれば、地図の見方も一緒に確かめましょう。 |
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参考資料
・国土交通省 報道発表資料「不動産取引時において、水害ハザードマップにおける対象物件の所在地の説明を義務化」(2020年7月17日):https://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo16_hh_000205.html
・周南市「しゅうなんデジタルまっぷ」ハザード情報(ご利用条件):https://webgis.alandis.jp/shunan35/portal/main/hazard.html
・周南市「周南市ハザードマップ」:https://www.city.shunan.lg.jp/soshiki/9/4178.html
・国土交通省「ハザードマップポータルサイト」:https://disaportal.gsi.go.jp/
・国土交通省「水害ハザードマップ作成の手引き」3.4.1(本文36ページ・PDF 42ページ):https://www.mlit.go.jp/river/basic_info/jigyo_keikaku/saigai/tisiki/hazardmap/pdf/suigai_hazardmap_tebiki.pdf
・国土交通省 関東地方整備局 江戸川河川事務所「洪水浸水想定区域図」:https://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/edogawa00746_2.html
・周南市「土砂災害警戒区域等の指定」:https://www.city.shunan.lg.jp/soshiki/38/1086.html
・損害保険料率算出機構「住宅向け火災保険参考純率の水災料率を細分化します」(2023年6月)9ページ:https://www.giroj.or.jp/common/pdf/touchi/202306_announcement_attachment.pdf
・損害保険料率算出機構「水災等地検索」:https://www.giroj.or.jp/ratemaking/fire/touchi/
